好きにすれば? By D.A

ONE PIECE 名セリフ集
出来るさ!チョッパー出来るさ!チョッパー
現在の閲覧者数:
カテゴリ
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク (管理者名)
ブログ徘徊用のMyメモとして
ピックアップ☆
月別アーカイブ
最新トラックバック
冬にも咲く、奇跡の桜

 帝国華激団、参上!! 自分が信じる自分を信じろっ!! パパッ!?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

えり子 と ひさ史

カタカタカタ。
えり子はイライラしながらキーボードを叩く。

「何であたしがこの仕事しなきゃならないのよ!」

仕事を振るだけふって、先にさっさとあがってしまった課長に対して
ぶつぶつと文句をいいながら、できるだけ早く帰る算段を立てている。

「お疲れ様でーっス。」
「はーい、お疲れ様!」

デスクに残っている人に声を掛けて上がろうとしたひさ史は
返ってきた声に驚いて覗き込んだ。

「あれ?えり子さんじゃないっすか。」

いつもは、バリバリ仕事を終わらせて、定時とは行かないまでも
7時までには帰路についているイメージのえり子が、10時まで残っているのだ。
ひさ史は驚いて、えり子のデスクを覗き込む。

「今日は、どうしたんですか?」
「・・・お疲れ、ひさ史君。いつもこんな時間なの?」

話し掛けられて、集中が途切れたえり子は、声を掛けてきたひさ史に
視線を投げる。
どうしてこの時間になったのかは、思い出すだけでムカツクので
ひさ史の質問はパスだ。

「まぁ、ここ半年はこの時間ですねー。」
「そう。大変ね。」

ひさ史のちょっとのんびりしたような話し方に対して、
どうしても、えり子の応えは冷たく聞こえる。

「コーヒーでも買ってきましょうか?」
「・・・いいわ、私も行く。」

気遣ってくれたひさ史の気持ちが、久々に受けた他人からの好意で
えり子の機嫌は少し回復した。

「最近どうなの?」

えり子は、休憩室に向かうひさ史の背中に質問を投げかける。

「え? どうって、何がですか?」

ひさ史は、えり子の質問の意図が分からずに聞き返した。

「何がって、色々よ。・・・。」
「めづらしいですね、えり子さんがそんな質問。」

曖昧な質問をしてしまって、ばつが悪そうなえり子を
困惑した顔でひさ史が見る。

「最近は・・・何も無いですね。仕事ばっかりで。」
「そう・・・。」
「ほら、残業でこの時間だし、家でPCいじ・・・・・・・」

ひさ史の話を聞きながら、ちょっとだけ昔の事を思い出す。
仕事に生きようと決めた、あの年。馬鹿男。
恋に振り回されて、いろいろと大変な思いをした。
ちゃんと吹っ切るのにも、それなりに時間を使った。
そして、貝に閉じこもるように他人との接触はできるだけ控え
やっと仕事に専念できる環境まで持って来た。

・・・・・
「・・・・・・なんですよねー。ははは。」

話が一段楽したところで、ひさ史は、
ボーっとしているえり子の目の前に手をひらひらさせる。

「えり子さん?」
「ん?・・・ああ、ごめん。・・・なんだっけ?」

えり子は、話を聞いていなかった事を肯定するかのように、苦笑いを浮かべた。

「・・・なんでも無いです。」

考え事をしていたえり子の表情に、寂しさを感じたひさ史は
何も突っ込まずに、話を終えようとする。

「仕事に戻りますか? 俺は帰りますよ。」
「そうね。私は、もうひと頑張り。」

そう言って二人は休憩室を後にする。

デスクに戻ったえり子に、ひさ史はもう一度サヨナラの挨拶を投げた。

「じゃぁ、お疲れ様です。えり子さん」
「はい、お疲れ様。」

課長に積み上げられた仕事に、睨みを効かせて
一息つくと、仕事に集中しようとキーボードに向かう。

「あ、俺。えり子さんの事・・・まだ、好きですよ。それじゃ。」

忘れ物をしたかの様に唐突に戻ってきたひさ史は、一言残して
また姿を消した。

「ぇっ?」

耳を疑うえり子は、一人残された会社で呆然とする。

バカ。
何を言うのよ。

・・・今更。
気持ちは変わらないってこと?
あの時、何であんな事言ったのよ。
あたしは・・・

いろいろな事が、頭の中をめぐる。

ふざけないでよ!仕事が進まないじゃない!
こんな時に限って!

ばかひさ史!!

えり子の夜は・・・・長そうだ。





↓他の方の小説はコチラ↓
にほんブログ村 小説ブログへ






スポンサーサイト

テーマ : ちょい笑(?)小説
ジャンル : 小説・文学

見ろ!ぉっがエロのようだ!!

更新情報_遅延タイプw
プロフィール

チャラ乙(←”ぉっ ”←”乙_thunder”)

Author:チャラ乙(←”ぉっ ”←”乙_thunder”)
お前が信じる俺でも無い!
俺が信じるお前でも無い!

お前が信じる、お前を信じろ!!

ぼやき
アメブロ ・ツイッター
 
検索フォーム
お勧めリンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。